
いつまで使える?精油の使用期限と古い精油の活用法
「家族から、いつ購入されたか不明のアロマオイルをもらいました。アロマオイルに消費期限はありますか?古いものを使用する際に気をつける点はありますか?」
以前、こんなご質問をいただきました。
精油にも使用期限(品質保持期間)があります。
以下が一般的な目安です:
- 柑橘系は2年以内(新鮮な方が香りも良好)
- その他の精油は3~5年
ただし、これはボトルの開封からではなく、精油が植物から抽出(蒸留)されてからの期間です。中には使用期限を瓶に記載していたり、抽出時期をオンライン上で開示しているブランドもありますが、すべてがそうでないというのが現状です。
開封後は、1~2年以内に使い切るのが理想的。これは、開封すると精油が空気に触れ、酸化が進むためです。特に柑橘系の精油は酸化しやすいため、半年以内に使い切るのが望ましいでしょう。
また、古い精油や抽出時期が不明な精油は、マッサージやアロマバスなど、肌に直接触れるケアには使用しないことをお勧めします。酸化した成分が肌に刺激を与える可能性があるためです。
ただし、異臭がしない限り、香りを楽しむ用途であれば問題ありません。ディフューザーやアロマウッド、ルームスプレーなどの芳香浴で活用いただけます。
古い精油のおすすめの活用法は、掃除 & 消臭。
以前インスタグラムでも古い精油の活用法として、掃除への取り入れ方をご紹介しました。
https://www.instagram.com/p/Cg3NRPFLiOF/?utm_source=ig_web_copy_link
投稿内でご紹介したホタテパウダーがなくても、水と精油のみでも作れます(精油と水は混ざらないので、使用前に良く振ってください)。
また、消臭には、ジャム瓶などのガラス容器に重曹と精油を入れて混ぜるだけでOK。玄関や水回りに置けば、消臭とともにほのかな香りが広がります。香りが薄れたら、精油を足しても大丈夫です。
私は手軽にティッシュに精油を垂らし、気になる場所に置くこともあります。消臭効果は少し劣りますが、とても簡単なので、手間をかけたくない方におすすめです。
リードディフューザーの活用もできます。詳しくはインスタグラムでご紹介していますので、ぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/p/CwezZU7Jl3V/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==
【まとめ】
古い精油でできること:
- 香りを楽しむ(異臭がない限りOK)
- 掃除や消臭に活用◎
古い精油で気をつけたいこと:
- 肌に塗布するケアには使わない
- 成分の変質により、芳香浴でのアロマセラピー効果は期待できない可能性がある
- 香りの新鮮さが失われ、心地よさが減少することがある
植物の恵みを、ぜひ最後までお楽しみください。